人権を考える 志賀ブロック秋の集会に行った

11月16日(土)、木戸小学校で実施。
分科会「わたしの住んでいる地域は大丈夫!?? ~比良山麓の土砂災害の可能性~」に顔をだした。
充実した時間を過ごすことができた。参加者も多く、それぞれに満足した様子であった。

人権が災害とも深く関わっていることを理解できたように思う。避けがたい、予想される災害にどう対処するのか。ポイントは過去の例や学問的諸要素を押さえ、的確なタイムラインの立案と訓練、点検にあるという。
その時、可能な限り住民の状況(あそこに足の悪いおじいちゃんがいるなどということ)を把握するとともに地域の地勢、防災上押さえておくべきこと(どこに何があるかなど)を掌握し、共有しておく必要がある。ここで個人情報に喧しい現今、どのように地域の信頼、絆を築き得るか。防災が人権とジレンマのように格闘しなければならないわけである。
北部志賀はおおまかに言って小松と木戸では地質が違う。当然、対策もまるで異なる。北部は花崗岩であり、木戸(守山)は付加体(堆積岩)である。豪雨に対して、花崗岩地帯は即応しやすく、付加体(堆積岩)は例えば1週間後に土砂災害をもたらす、という具合である。それぞれの地域ごとにその特性に注目しなければならない。
私は京都府立大学の三好岩生氏の話に聞き耳を立てていた。
守山自主防災会の石塚政孝氏の、守山の住民の精力的な取り組みに敬意を表する。

なお、三好岩生氏は守山自主防災会の顧問でもある。力強いかぎりである。

参考:「ちきゅうかんきょうがく」地球研をのぞいてみよう
「大津市 比良山麓」